D.5. PPP over Ethernet (PPPoE) を用いた Debian GNU/Linux のインストール

いくつかの国でインターネットサービスプロバイダに接続するのに、 ブロードバンド接続 (ADSL やケーブル TV) の一般的なプロトコルは、 PPP over Ethernet (PPPoE) です。 インストーラでは、 PPPoE を用いたネットワーク接続のセットアップをサポートしていませんが、 非常に簡単に設定できます。この節ではその方法を説明します。

また、インストール中に PPPoE 接続をセットアップすると、 インストールしたシステムを再起動した後でも有効になります (第7章 参照)。

インストール中に PPPoE をセットアップし使用するには、 CD-ROM/DVD イメージを使用する必要があります。 その他のインストール方法 (例: netboot やフロッピー) では、サポートしていません。

PPPoE でのインストールは、他のインストール方法とほとんど同じです。 以下で説明するステップが異なるだけです。



[24] ppp-udeb コンポーネントは、 このステップの追加コンポーネントの 1 つとして読み込まれます。 優先度を「中」「低」でインストールする場合 (エキスパートモード)、 ブートプロンプトの 「modules」 パラメータに入力する代わりに、 ppp-udeb を選択することもできます。